ミュージック・マガジン
2016年12月号
定価823円(本体762円)
A5判196ページ
2016年12月1日発行
[雑誌08479-12]
【特集】文学としてのボブ・ディラン
10月13日に報じられたボブ・ディランにノーベル文学賞が授与されるというニュースは、世界に衝撃を与えた。ミュージシャンが同賞を受けるのはもちろん史上初。それゆえに賛否両論が飛び交った。彼の作品が文学として評価されたポイントはどこなのか。そもそもボブ・ディランとはどのようなアーティストなのか。一気にその深淵に触れる緊急特集!
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- 歌ありて、という詩人であること(小倉エージ)
- ボブ・ディランはディランを発明しつづける(みうらじゅん×湯浅学)
- 活動の軌跡──“概念”から逃げてきた“謎の男”(和久井光司)
- 文学よ、“feel”の声を響かせよ──詩人ボブ・ディランとは(堀内正規)
- ボブ・ディラン わたしの一曲(青山陽一、あがた森魚、市川紗椰、浦沢直樹、遠藤賢司、おおはた雄一、大和田俊之、岡田拓郎、奥田英朗、金子勝、KUMI/ラブサイケデリコ、桜井芳樹/ロンサム・ストリングス、佐藤良成/ハンバート ハンバート、柴田元幸、菅野ヘッケル、曽我部恵一、高田漣、高橋修、東京ボブ、直枝政広/カーネーション、中川五郎、中川敬/ソウル・フラワー・ユニオン、中村まり、中森康弘/ヒックスヴィル・ましまろ、ピーター・バラカン、細馬宏通、前野健太、真島昌利/クロマニヨンズ、町山智浩、森達也)
- 『ライヴ 1966』──歴史的ライヴ音源が36枚組で登場(宇田和弘)
- 復刻~日本初登場のLP『ボブ・ディラン』ライナーノーツ(中村とうよう)
【特集】ヴォーカル・エフェクトの可能性
ボン・イヴェール、フランク・オーシャン、カニエ・ウェスト、ロバート・グラスパー・エクスペリメント…。2016年、多くの話題作から“ロボ声”が聞こえてきた。70年以上前のトーキング・ギターやソノヴォックスから、ヴォコーダー、トークボックス、オートチューンと、現在まで脈々と続いてきたヴォーカル・エフェクトの歴史は、いまどんな状況になっているのか。持って生まれた自分の声を変えて、テクノロジーに歌を委ねる音楽家たちに迫ってみたい。
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- 生まれもった自分の声では表現しきれない思いや信念を、ロボ声に託す(新田晋平)
- いま聴きたいロボ声19選(新田晋平)
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- ルーマー
バカラック&デイヴィッドの曲をカヴァーした『ディス・ガール』(渡辺亨)
ルーマーのイギリスでのライヴを見た(高野裕子) - オウガ・ユー・アスホール(松永良平)
- あがた森魚(池上尚志)
- 矢野顕子(長谷川博一)
- タイマーズ(今井智子)
- ロメア(門井隆盛)
- 岡田徹(村尾泰郎)
- MUSEMENT(土佐有明)
- ロンサム・ストリングス(牧野琢磨(NRQ))
- ドミコ(志田歩)
- ルーマー
- Front Line
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- スティング
- 冨田ラボ
- スカート
- 佐藤竹善
- さかいゆう
- 川本真琴
- 香西かおり
- 花澤香菜
- lyrical school
- REGULAR CONTENTS
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- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Bob Dylan/The Pop Group/Solange/Sting/Nxworries/OGRE YOU ASSHOLE/冨田ラボ/フィロソフィーのダンス ほか - クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
- アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200~300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
- 輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Jones/Weyes Blood/Drive By Truckers/Moe/Jim Kweskin & Geoff Muldaur/Daedelus/Kindred The Family Soul/Khalil Fong ほか - [連載]安田謙一のこれがヒットか!?/野沢あぐむの痛快!艶歌まる齧り/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー/今月のDownload(新田晋平)
- 国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など
- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。