ミュージック・マガジン
2021年9月号
定価880円(本体800円)
A5判224ページ
2021年9月1日発行
[雑誌08479-9]
【特集】USインディ40年史
この10年、隆盛を極めるヒップホップやジャズ等と比べ、かつてほどの勢いが見られなくなっていたUSインディ・ロック。しかし、テイラー・スウィフトとザ・ナショナル界隈の蜜月に象徴されるように、ここにきて再び大きく注目を集めている。そのテイラーも参加したビッグ・レッド・マシーン(アーロン・デスナー、ジャスティン・ヴァーノン)の新作、長年シーンを牽引してきたスフィアン・スティーヴンスのアンジェロ・デ・オーガスティンとのコラボ作を機に、USインディの40年の歴史を振り返る。
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- ビッグ・レッド・マシーン・インタヴュー(天井潤之介)
- スフィアン・スティーヴンス・インタヴュー(木津毅)
- [対談]インディを拠点にする意思(岡村詩野×木津毅)
- USインディ・ヒストリー(1)1980年代(山口智男)
- USインディ・ディスク・ガイド(1)1980年代(山口智男)
- USインディ・ヒストリー(2)1990年代(大鷹俊一)
- USインディ・ディスク・ガイド(2)1990年代(大鷹俊一)
- USインディ・ヒストリー(3)2000年代(村尾泰郎)
- USインディ・ディスク・ガイド(3)2000年代(村尾泰郎)
- USインディ・ヒストリー(4)2010年〜(清水祐也)
- USインディ・ディスク・ガイド(4)2010年〜(清水祐也、赤尾美香、中川五郎、松永良平)
【特集】『サマー・オブ・ソウル』とブラック・パワーの時代
ウッドストックが開かれた1969年夏、ニューヨークのハーレムで黒人音楽のスターが集結したフェスが開催されていた。その模様を捉えた映像を、ザ・ルーツのクエストラヴが監督を務め、『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』として映画化した。クエストラヴの記者会見の様子も交えた映画解説と、当時の空気を反映した作品ガイドで、ブラック・パワーの時代を振り返る。
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- 映画解説とクエストラヴ監督による記者会見(池城美菜子)
- 『サマー・オブ・ソウル』と併せて聴きたい音楽作品34選(佐藤英輔、池上尚志、小出斉、原田和典、林剛、山本幸洋、渡辺亨)
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- モーリッツ・フォン・オズワルド・トリオ〜ミニマル・テクノの先駆者によるプロジェクト(小野島大)
- リトル・シムズ〜コロナ禍でもゴージャスなUKのラッパー(長谷川町蔵)
- チック・コリア&小曽根真〜2016年のデュオ・ツアーが音盤化(石川真男)
- ニュー・スタンダード2020s〜第20回 日本の夏(松永良平、小川真一、大石始、柴崎祐二、プラスチック米、峯大貴、安田謙一)
- ヴィレジャーズ(山口智男)
- ジャングル(近藤真弥)
- パット・メセニー(栗本斉)
- 上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット(大谷隆之)
- 伊藤蘭(鈴木啓之)
- And Summer Club(柴崎祐二)
- birch(峯大貴)
- フレディーマーズ(小山守)
- kiss the gambler(岡村詩野)
- Front Line
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- プリンス
- ブランディー・ヤンガー
- アミル・アンド・ザ・スニッファーズ
- パク・ヘジン
- AAAMYYY
- SMTK
- marble≠marble
- REGULAR CONTENTS
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- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Big Red Machine/Billie Eilish/Laura Mvula/Prince/Vince Staples/常味裕司/矢野顕子/Isayahh Wuddha ほか - クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
- アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
- 輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Jam & Lewis/Show Dem Camp/Natalia Lafourcade/Oliver Koletzki/Sparks/Katherine Priddy/Half Waif/Hebe Tien ほか - [連載]近田春夫の帯に短し襷に長し/入江陽のふたりのプレイリスト〜Junes K/木津毅のLGBTQ通信/相澤冬樹のロック記者人生/安田謙一のこれがヒットか!?/吉田豪のアイドル・マスター!/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー
- 国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など
- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。