ミュージック・マガジン
2024年4月号
定価930円(本体845円)
A5判208ページ
2024年4月1日発行
[雑誌08479-4]
【特集】 「ブギウギ」と笠置シヅ子の時代
戦前/戦後にかけて一世を風靡し、“ブギの女王”と呼ばれた歌手=笠置シヅ子をモデルにした、NHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」が終盤を迎えている。ヒロインの趣里によって「東京ブギウギ」「ラッパと娘」「買い物ブギ」など、笠置シヅ子の代表曲が生き生きとステージで再現される歌唱シーンや、服部良一や淡谷のり子など主人公を取り巻く音楽家も話題を集めている朝ドラを、その背景まで含めて音楽的な視点から考察する。
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- 中納良恵〜主題歌「ハッピー☆ブギ」を歌うEGO-WRAPPIN'のシンガーが語る「ブギウギ」(松永良平)
- 服部隆之〜劇伴と主題歌を手がけた作曲家が語る「ブギウギ」と祖父=服部良一のこと(鈴木啓之)
- 足立紳〜「ブギウギ」脚本に込めた登場人物たちの素朴な素顔(岡村詩野)
- シヅ子からスズ子へ、スズ子からシヅ子へ(湯浅学)
- ブルースの表情〜「ブギウギ」版「ラッパと娘」「大空の弟」(細馬宏通)
- 笠置シヅ子とその楽曲の魅力(安田謙一)
- 服部良一と戦前/戦後の日本の音楽シーン(原田和典)
【特集】 ポルトガル音楽とエレクトロ・シーン
2023年秋に来日したポルトガルのエレクトロ・ミュージック・シーンの中心人物、モウリネックスが「今ポルトガルの音楽シーンではクレイジーなミックス、すごくいいスパークが起きてる」と発言し、LAの新鋭プロデューサーが「リスボンの音楽シーンが羨ましい」と評する現在のポルトガル音楽シーン。リスボンの音楽見本市=MILフェスティヴァルなどの現地取材から、リスボンを中心に起こる音楽的スパークの源を、エレクトロ・ミュージックを軸に解き明かしていく。
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- リスボンの音楽見本市=MILの盛況ぶりに見るポルトガルの音楽シーン(山口詩織)
- DJマルフォックス・インタヴュー(山口詩織)
- モウリネックス△GPUパニック・インタヴュー(山口詩織)
- バンドゥーア・インタヴュー(山口詩織)
- ポルトガル音楽、近年の注目作11選(山口詩織、松山晋也、渡辺亨)
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- マウント・キンビー〜“4人組バンド”へと進化して制作された4作目(小林祥晴)
- ジュリア・ホルター〜新たな試みや変化を見せた6作目(天井潤之介)
- ファビアナ・パラディーノ〜音楽一家で育ったシンガー・ソングライター/マルチ奏者(渡辺亨)
- ニュー・スタンダード2020s〜第51回 フレンチ・タッチ(坂本哲哉、木津毅、小林祥晴、つやちゃん、渡辺健吾)
- ジュリアン・ラージ(石川真男)
- ホセ・ジェイムズ(長谷川町蔵)
- マネキン・プッシー(小野島大)
- アーロン・チャイルズ(早坂英貴)
- ロバート・グラスパー(細田成嗣)
- ファビオ・ガッリアーニ&カンタルーナ(原田和典)
- アリス・コルトレーン(柴崎祐二)
- soraya(宗像明将)
- 竹内アンナ(池上尚志)
- Front Line
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- エイドリアン・レンカー
- ヴィーガン
- ダイアン・バーチ
- 和久井沙良
- Kitri
- HALLEY
- VMO a.k.a Violent Magic Orchestra
- REGULAR CONTENTS
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- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。
Bleachers/Helado Negro/Usher/Les Amazones D'Afrique/Julian Lage/BAD HOP/BREIMEN/Ken Yokoyama ほか - クロス・レヴュー……4人の評者が採点評価で誌上バトル!
- アルバム・レヴュー/ヴィデオ・レヴュー……洋楽・邦楽の最新リリース200〜300タイトルを鋭い評文とともに10点満点で採点。音楽ライフの頼れる味方!
- 輸入盤紹介……世界各国あらゆるジャンルの注目作を詳細にいち早く!
Laetitia Sadier/Yard Act/Desiree Cannon/Ryan Leslie/Ethan Iverson/Lil Yachty/Laura Cannell/Ben Frost ほか - [連載]町田康「忘れじの唄」/近田春夫の帯に短し襷に長し/寺尾紗穂の戦前音楽探訪/木津毅のLGBTQ+通信/安田謙一のこれがヒットか!?/野沢あぐむの痛快!艶歌まる齧り/萩原健太のコンパクト・ディスカヴァリー
- 国内外の音楽関連ニュース/ライヴ、本、映画の本格的レヴュー/コンサート情報など
- アルバム・ピックアップ……注目の新作をじっくり批評。