1969年の創刊以来40年以上にわたり、中村とうようが『ニューミュージック・マガジン』『ミュージック・マガジン』、その増刊号・別冊に書いた数多くの記事の中から、音楽ファンのあいだで話題となった評論や、大いに役立ったアルバム・ガイドなどを選びました。ロック、ソウル、ブルース、ジャズ、サルサ、ブラジル、アフリカ、アジア、歌謡曲──ジャンルを超越して音楽の楽しさ、おもしろさを熱く説き続けた中村とうよう。メモリアルとして、また、その全体像を知るための手引きとして、ぜひお読みください。
◆読者のバイブルとなったアルバム・ガイド
ブラック・ミュージックを知るためのレコード117(年鑑’77)
中村とうようのレコード100選(年鑑’78)
中村とうようが選ぶ大衆音楽100選(1989)
年間アルバム・ベスト10(1969~2010)
◆新しい作品やムーヴメントを紹介した記事
ウィリーとプア・ボーイズ、南部へ行く(1970)
大きく盛りあがったブルース・フェスティバル(1975)
ローリング・ストーンズは前人未踏の境地を行く(1977)
さよならキャンディーズ(1978)
サニー・アデの時代がやってきた(1983)
みんながブッ飛んだカッワーリー(1987)
激論・チャックD〔パブリック・エネミー〕(1989)
ケルトとアフリカの“再会”がアメリカ音楽を生んだ(1996)
砂漠のブルース(2004)
クロス・レヴュー 絶賛・酷評セレクション
… ほか
◆若き日の愛聴盤を綴った未発表原稿
レコードが恋人だった(生涯の愛聴盤リストつき)
中村とうようアンソロジー
中村とうよう(著)
定価1700円(本体1619円)
A5判320ページ
2011年10月1日発行
ミュージック・マガジン10月増刊号
[雑誌08480-10]
- <もくじ>
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- はじめに
- 『ミュージック・マガジン』の15年(ミュージック・ガイドブック/1983年5月増刊)
- スーパー・グループと大型バンド~ロックはオトナの音楽じゃない(1969年10月号)
- とうようズ・トーク 第1回(1970年1月号)
- ウィリーとプアボーイズ、南部へ行く~クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル試論(1970年3月号)
- レッド・ツェッペリンの与えた衝撃(1971年11月号)
- なぜぼくは“ウエスタン”が嫌いか(1972年10月号)
- ソウル・ミュージックとブラックの美学(1973年5月号)
- 大きく盛りあがったブルース・フェスティバル(1975年1月号)
- サルサ旋風の先頭に立つファニア・オール・スターズ(1976年9月号)
- ブラック・ミュージックを知るためのレコード117(年鑑’77/1977年5月増刊)
- 音楽をブティックで買ってくるなよ(1977年2月号)
- ローリング・ストーンズは前人未踏の境地を行く(1977年11月号)
- 中村とうようのレコード100選(年鑑’78/1978年4月増刊)
- さよならキャンディーズ~3人の“ふつうの女の子”はやはりスーパースターだった(1978年5月号)
- はじめにリズムありき~大衆音楽としてのサンバ、演歌、そしてジャズ(1978年12月号)
- 800年前の大衆歌謡に新たな生命を~桃山晴衣セカンド・アルバムの試み(1981年5月号)
- ブラジル音楽の奥行きの深さ(ブラジル音楽なんでも百科/1981年7月別冊)
- サニー・アデの時代がやってきた~世界にはばたくナイジェリアのスーパースター(1983年8月号)
- 一方的な“コピー天国”非難に反論する(1985年8月号)
- クロス・レヴュー~絶賛・酷評セレクション
- この秋もっと音楽を楽しむための本(1986年10月号)
- チャリティなんてものはナンセンスだ(1987年2月号)
- みんながブッ飛んだカッワーリーの強烈なパワー(1987年11月号)
- 世界の大衆音楽100選(1989年4月号)
- 激論 ラップは黒人防衛の銃弾だ~チャック・D(パブリック・エネミー)×中村とうよう(1989年5月号)
- インドネシア音楽の底なし沼に耳までズブズブ(ノイズ第6号/1990年6月別冊)
- WOMAD91日本開催までを振り返って(1991年11月号)
- ケルトとアフリカの“再会”がアメリカ音楽を生んだ~ジャズ/ロックのルーツはアイルランドにあり(1996年7月号)
- 砂漠のブルース~サハラの砂漠を掘り返したらブルースが噴出した(2004年5月号)
- 音楽の未来と私~何十年前に作られた音楽でも、フレッシュな感銘を与えてくれるなら、それが“未来”だ(2009年4月号)
- ベスト・アルバム1969~2010
- レコードが恋人だった(未発表)
- 『レコードが恋人だった』掲載予定レコード(未発表)
- プロフィール