レココレ・アーカイヴズ1クラシック・アルバムズ1
定価1500円(本体1429円)
A5判288ページ
2007年8月1日発行
レコード・コレクターズ 8月増刊号
[雑誌19638-8]
名作アルバムの魅力を徹底解剖!
月刊『レコード・コレクターズ』に過去、掲載された特集記事を、できるかぎり当時の誌面そのままに復刻する<レココレ・アーカイヴズ>第1弾。
◆ ザ・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』(1997年12月号)
◆ ボブ・ディラン&ザ・バンド『ベースメント・テープス』(1998年6月号)
◆ マイルス・デイヴィス『ビッチズ・ブルー』(1999年2月号)
◆ キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』(2000年1月号)
◆ デレク&ザ・ドミノズ『いとしのレイラ』(2000年8月号)
◆ ジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』(2001年3月号)
貴重な世界各国盤、関連レコード満載のカラー口絵/アルバム収録全曲ガイド/名盤誕生の背景を探る詳細な音楽分析/同時代の重要作品を幅広く紹介するアルバム選/追加情報ほか
- <もくじ>
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- [カラー口絵]『ペット・サウンズ』/『ベースメント・テープス』/『ビッチズ・ブルー』/『クリムゾン・キングの宮殿』/『いとしのレイラ』/『オール・シングス・マスト・パス』
- はじめに
- ザ・ビーチ・ボーイズ『ペット・サウンズ』
- [対談]『ペット・サウンズ』が提示したロックンロールを超えたアメリカン・ミュージック(萩原健太×黒澤健一)
- 早すぎた天才が作り上げたマジックいっぱいの音の玉手箱(立川芳雄)
- [インタヴュー]トニー・アッシャー(マシュー・グリーンウォルド)
- 全曲ガイド(伊藤秀世、宇田和弘、森勉、安田謙一、湯浅学)
- “異色アルバム”の素晴らしさを伝えたくて作った、お気に入りの音との出逢いの場(森勉)
- “音の証言”が詰め込まれた『ペット・サウンズ・セッションズ』でたどる制作過程(土橋一夫)
- CD版『ペット・サウンズ』の変遷を徹底解明!(鰐部知範)
- イノセンス喪失への想いが生んだ孤高の輝き(渡辺亨)
- キャピトル時代のビーチ・ボーイズ最新リイシューCD総チェック!(佐野光彦)
- 追加情報/訂正
- ボブ・ディラン&ザ・バンド『ベースメント・テープス』
- 1967年、ウッドストック~ボブ・ディランが隠遁生活の間に見た夢(宇田和弘)
- ここまで見えてきた“地下室セッション”の概容(伊藤秀世)
- “失われたアルバム”の流出にひと役かったロック海賊盤第1号(加藤正人)
- 全曲ガイド(津田和久)
- ザ・バンドが与えたソウル・ミュージック的グルーヴ(小倉エージ)
- タイニー・ティムがウッドストックに呼ばれた理由(木下聡)
- “地下室テープ”で示されたルーツ・ミュージックへの視点(鈴木カツ)
- 70年代ロックの流れを決定づけたディランのフォークロア指向(佐野ひろし)
- 正規発売で初めてわかった、クールさに秘められたポジティヴなヴァイヴ(マシュー・グリーンウォルド)
- 追加情報/訂正
- マイルス・デイヴィス『ビッチズ・ブルー』
- “パンク”的な方法論を先取りしたクールな実験精神(後藤幸浩)
- 『ビッチズ・ブルー』以前からあったジャズ多様化の動き(松尾史朗)
- “同時代”のジャズ・アルバム24選(後藤幸浩、松尾史朗、湯浅学)
- エレクトリック・マイルス・アルバム・ガイド(出田圭、後藤幸浩、高橋道彦、戸嶋久、平野孝則、藤川毅、松尾史朗、松山晋也、和久井光司)
- ワイト島フェスティヴァルでの貴重な映像(大村幸則)
- 4枚組『コンプリート・セッション』とエレクトリック・マイルス・レア・トラックス(大村幸則)
- 各要素がバラバラに受け継がれたマイルスの電化サウンド(立川芳雄)
- エレクトリック・マイルスのクラブ・ミュージックに通じる色彩感(沖野修也)
- 音の坩堝“マイルス・セッション”から飛び出したミュージシャンたちの活躍(松永記代美)
- 参加ミュージシャン名鑑(青木裕、出田圭、伊藤秀世、大村幸則、藤原孝弘、松永記代美、若杉実)
- 参加ミュージシャン変遷図
- 追加情報/訂正
- キング・クリムゾン『クリムゾン・キングの宮殿』
- 4+1人編成のバンドとして驚異的速度で進歩を遂げた69年のキング・クリムゾン(伊藤秀世)
- いきなり「プログレッシヴ・ロック」を確立した大名盤をいま冷静に見つめなおす(立川芳雄)
- 全曲ガイド(大鷹俊一、小野島大、小山哲人、立川芳雄、和久井光司)
- [インタヴュー]ロバート・フリップ(松山晋也)
- プロジェクト1~4のアルバム(松山晋也)
- [インタヴュー]イアン・マクドナルド(立川芳雄)
- グレッグ・レイク/マイケル・ジャイルズ/ピート・シンフィールド(山岸伸一)
- キング・クリムゾンの全ライヴ作品(赤岩和美)
- 99年版CDの音はあくまでオリジナルに忠実な仕上がり(武田昭彦)
- 『宮殿』から始まった巨大な潮流を象徴する30枚のアルバム(坂本理)
- 哀愁を帯びた音色でロック史に名を残すヴィンテージ・キーボード、メロトロン(難波弘之)
- メロトロンが聴けるアルバム9選(難波弘之)
- 追加情報/訂正
- デレク&ザ・ドミノズ『いとしのレイラ』
- 切ないほどの情熱が南部感覚溢れるグルーヴに昇華された『レイラ』誕生のマジック(佐野ひろし)
- あの絶妙なトーンを生んだストラトの秘密(佐藤晃彦)
- B・B・キングとの最新作まで貫く不変の米国ルーツ音楽志向(後藤幸浩)
- キーワードはポップ!?(和久井光司)
- 「レイラ」のピアノ・パートに歌入りヴァージョンがあった(寺田正典)
- デュアン・オールマン(小出斉)
- ノドの弱さを個性に転化させたリアリティ溢れるクラプトンの歌(高橋道彦)
- 全曲ガイド(小川真一、小林慎一郎、佐野ひろし、広川裕)
- リマスター/リミックス状況とスタジオ・エンジニアたち(武田昭彦)
- 『レイラ』のためのセッションで取り上げられたブルース系ナンバー(小出斉)
- デレク&ザ・ドミノズのアルバム未収録音源/ライヴ盤ほか(赤岩和美)
- カール・レイドル、ボビー・ホイットロック、ジム・ゴードン(伊藤秀世)
- デレク&ザ・ドミノズを知るための30枚(小尾隆)
- 追加情報/訂正
- ジョージ・ハリスン『オール・シングス・マスト・パス』
- ビートルズ“第三の男”が打ち立てた70年代的“ミクスト・ロック”の金字塔(和久井光司)
- エコーからさぐるアメリカ南部への道(湯浅学)
- 全曲ガイド(青山陽一、小尾隆、木村ユタカ、佐野ひろし、立川芳雄、広川裕、安田謙一)
- 「マイ・スウィート…」裁判敗訴の鍵となった一曲(木村ユタカ)
- “ニュー・センチュリー・エディション”のリマスター効果をチェックする(武田昭彦)
- レコスケくん[特別編]レコスケの「マイ・スウィート・ロード」の巻(本秀康)
- 参加メンバー名鑑(赤岩和美)
- フィル・スペクター(萩原健太)
- フィレス以降(69年~)のフィル・スペクター・プロデュース作品(土橋一夫)
- 追加情報/訂正
- 後記