レコード・コレクターズ
2010年2月号
定価700円(本体667円)
A5判212ページ
2010年2月1日発行
[雑誌19637-2]
【特集】リイシュー・アルバム・ベスト10/5
ゼロ年代最後=2009年のリイシュー界は、ここ数年来の動きの総決算であるかのように、CDやDVDをパッケージした様々な形のリリースで、我々音楽ファンを楽しませてくれました。“モノリス”を思わせたビートルズの黒箱と、ついに実現したモノ白箱、ウッドストックの赤箱、ニール・ヤングの巨大な箱!!…と、政権交代が実現したにも関わらず久々にハコモノが数多く作られたのも、嬉しい驚きでした。一方で、“次世代”メディアへの取り組みもかなり本格化。音源配信の世界でも新たな取り組みが始まっています。音楽とは何か? 音楽へのこだわり=モノへのこだわりなのか? と、様々な“?”印が浮上し始めた中でふり返る、レココレ的“再発アルバム・ベスト10/5”です。
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- ロック(大鷹俊一、萩原健太)
- 2009年のリイシュー・シーンをふり返る(大鷹俊一、萩原健太)
- ロック発掘映像(赤岩和美)
- オールディーズ(木村ユタカ)
- プログレッシヴ・ロック(小山哲人)
- ハード&ヘヴィ(山崎智之)
- パンク/ニュー・ウェイヴ(行川和彦)
- トラッド/ブリティッシュ・フォーク(茂木健)
- フォーク/カントリー(鈴木カツ)
- リマスター作品(武田昭彦)
- 日本のロック(湯浅学)
- 歌謡曲/芸能(鈴木啓之)
- ブルース/ゴスペル(小出斉)
- R&B/ソウル(鈴木啓志)
- ジャズ(大村幸則)
- ジャズ・ヴォーカル(高田敬三)
- レゲエ(米光達郎)
- ブラジル(駒形四郎)
- ラテン(山本幸洋)
- ワールド・ミュージック(深沢美樹)
- サウンドトラック(上原昭一)
- 新素材系CD/新メディア(武田昭彦)
- 読者が選んだリイシュー・アルバム
- 新作アルバム(編集部)
【特集】ニール・ヤング/アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ
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- 二項対立の世界の狭間で、漂泊し続ける孤独な船(山口雅也)
- 悩める自身の心情を激動の時代に重ね合わせて描いた傑作(大鷹俊一)
- 時代が共有していた敗北感、虚無感の中でさし示された“始まりの終わり”と“終わりの始まり”(和久井光司)
- 全曲ガイド(萩原健太)
- 初のリマスターで甦った初期4タイトルに加え、新たに92年の発掘ライヴ盤が登場!(遠藤哲夫)
- レア音源入りプレス、収録曲のヴァージョン違いを追跡する(池上真)
- 収録曲のオフィシャル・ライヴ音源(森陽馬)
- 92年2月、ニューヨークで見たニール・ヤング(湯浅学)
- グラフィック・ステーション~『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』のオリジナル盤、関連盤
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- 私の収穫2009
山下達郎、小西康陽はじめ錚々たるコレクター諸氏が2009年に入手したお宝の数々 - 祝・来日決定! ボブ・ディラン
ボストンの三日間で聞いた、日替わりセット全35曲から伝わってきた“瞬間の芸術”(菅野ヘッケル) - プリティ・シングス
1964年ロンドン発! 1月に待望の初来日を果たすガレージ・パンク界のゴッドファーザーの45年間(犬伏功) - ザ・ラストショウ
70年代にナッシュヴィル・サウンドを取り入れ新しい日本のロックを作り上げたバンドが復活(中村よお) - 遠藤賢司
純音楽家の未発表音源を集成した大箱第二弾は『東京ワッショイ』期からマニア注目の80年代デモまで(森サリー) - エルヴィス・コステロ
当初プロモ盤としてのみ配布された貴重なライヴ音源が単独CD化(安田謙一)
- 私の収穫2009
- REGULAR CONTENTS
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- リイシュー・アルバム・ガイド……洋・邦ロックをはじめ、あらゆるジャンルの旧音源コンピレーションやオリジナル再発を、毎号およそ200タイトル、約50ページにわたり丁寧に紹介。他の追随を許さない圧倒的な情報量!
- 新録アルバム・ピックアップ……編集部が厳選する注目作
- インフォ・ステーション……ニュース、リリース/コンサート情報など
- [連載]ビートルズ来日学(宮永正隆)/サンフランシスコ滞在日記(渡辺真也)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/ブラウン管の向こうの音楽職人たち(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/海外盤DVD音楽ソフト情報(赤岩和美)/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/レコード・レーベル・ギャラリー