レコード・コレクターズ
2010年9月号
定価700円(本体667円)
A5判224ページ
2010年9月1日発行
[雑誌19637-9]
【特集】 日本のロック・アルバム・ベスト100(80年代篇)
日本が高度消費社会化した80年代、日本の音楽シーンは大きなうねりを見せます。ウォークマンの登場と共にリスナー一人一人の音楽との付き合い方は大きく変化し、聞く音楽が個人のアイデンティティの支えとなったり、他人や他の「集団」との「差異化」の基盤となったりするような新しい時代状況の中、70年代からの動きをより洗練した密度の高いシティ・ポップが作られる一方、ニュー・ウェイヴやテクノの動きに刺激されたトンがったサウンドが、インディ・レーベルからも次々と届けられるようにもなりました。また、人脈的にもサウンド的にも「周辺」との線引きが難しくなっていったのも特徴的です。そんな80~89 年の10年間に生まれた日本のロックのベスト・アルバムをランキングで決定してみようという、またまた大胆すぎる試みです。
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- 本誌常連ライター30名の投票による80年代日本のロック100枚の重要アルバム!(今井智子、大鷹俊一、岡村詩野、小川真一、小倉エージ、北中正和、木村ユタカ、小山守、志田歩、篠原章、真保みゆき、ヒロ宗和、高浪昇、武田昭彦、鳥井賀句、中野泰博、中村よお、南波一海、萩原健太、原田和典、舩曳将仁、サミー前田、松永良平、松山晋也、森サリー、森勉、安田謙一、湯浅学、和久井光司、渡辺亨)
- 80年代、ロックは世につれ…語りだしたら止まらない名盤の数々(安田謙一)
- 選定者アンケート~私にとっての80年代日本のロック
- 【特集】鈴木祥子
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- インタヴュー~初の提供曲集『鈴木祥子作品集 Vol.1(1989-2009)』への思いを語る(杉原徹彦)
- 【特集】フィラデルフィア・インターナショナル・レコーズ
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- いよいよ“本格的なリイシュー”が始まった、70年代ソウルの名門レーベル(林剛)
- フィリー・ソウル紙ジャケット・コレクション(安斎明定、出田圭、新田晋平、林剛、吉田明裕)
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- オーティス・レディング
66年に収録されたウィスキー・ア・ゴー・ゴーでのライヴ盤が、多数の未発表音源を加えリニューアル発売(平野孝則) - レインコーツ
インタヴュー~カート・コベインも大ファンだったどこまでも自然体な女性ニュー・ウェイヴ・バンド(大鷹俊一) - 渡辺香津美
インタヴュー~東京ジャズ2010でスペシャルなプロジェクトを披露するデビュー40周年目のギタリスト(近藤正義) - フリクション
日本が誇る異色ロック・ユニットの、集大成的な性格も併せ持ったライヴ2枚組(石川真一) - クールスRC
横山剣の参加でオリジナル曲の幅が広がった80年代/ポリスター・レーベルの集大成ボックス(小川真一) - 『京都フォーク・デイズ』
KBS京都の開局60周年記念で編まれたフォークルの発掘ライヴも含む4枚組編集盤(こまつよしはる)
- オーティス・レディング
- REGULAR CONTENTS
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- リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム - インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
- [連載]ビートルズ来日学(宮永正隆)/サンフランシスコ滞在日記(渡辺真也)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/洋楽マン列伝(篠崎弘)/American Rock Lyric Landscape~ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景(ジョージ・カックル)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ブラウン管の向こうの音楽職人たち(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
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