レコード・コレクターズ
レコード・コレクターズ2013年11月号

レコード・コレクターズ
2013年11月号

定価800円(本体762円)
A5判248ページ
2013年11月1日発行
[雑誌19637-11]
品切れ


【特集】キング・クリムゾン『レッド』

キング・クリムゾンが1970年代に残した最後のスタジオ・アルバム『レッド』(74年)。メンバーはロバート・フリップ、ジョン・ウェットン、ビル・ブルフォードの3人だけになり、このアルバムのリリース直前に解散宣言が出されました。へヴィで重厚なサウンド/変拍子が印象的なタイトル曲は再結成以後のレパートリーとしても重要で、フリップはキング・クリムゾンのベストの3枚のうちの一枚としてこのアルバムを挙げてもいます。プログレッシヴ・ロック・バンド以外にも広範な影響を与えた名作の40周年記念盤/ボックスもリリースされるこの機会に、その制作過程に迫ります。

  • グラフィック・ステーション──『レッド』のオリジナル盤
  • “ヌオヴォ・メタル”の出発点となった狂気の74年北米公演と、迫り来る終焉(大鷹俊一)
  • トリオ編成での限界に挑戦し、ついにたどり着いた“鋼鉄の塊”(松山晋也)
  • アンケート──『レッド』が与えた広範な影響を知るためのアルバム(石川真一、大平博基、奥村裕司、小野島大、小山守、行川和彦)
  • 全曲ガイド(小山哲人)
  • 『レッド 40thアニバーサリー・ボックス』徹底解説(坂本理)

【特集】ベック・ボガート&アピス『ライヴ・イン・ジャパン』

いわゆる“三大ギタリスト”のなかでも日本で一番人気のジェフ・ベック。ヴァニラ・ファッジ~カクタスでの豪快なプレイで名を馳せたティム・ボガート(b)&カーマイン・アピス(ds)。この3人によるスーパーグループ=ベック・ボガート&アピスは1973年5月に来日公演を行ない、同年10月にライヴ・アルバムをリリース、同作はこの10月に豪華40周年記念盤となって再登場するほど高い評価を受けています。ボガート&アピスとのバンド経験もあり、日本でもっともBBAを知るギタリストのCharさんにも、驚愕のエピソードをたっぷりと語っていただきました。

  • Char インタヴュー~日本を代表するギタリストが語る、“最も近い距離”から覗いたメンバーの素顔(近藤正義)
  • BBAヒストリー(山崎智之)
  • トリオ編成による“ハード・ロック化”路線の真相(中重雄)
  • 『ベック・ボガート&アピス』全曲ガイド(佐藤晃彦)
  • 『ライヴ・イン・ジャパン~40周年記念盤』全曲ガイド(佐藤晃彦)
  • 録音エンジニア監修のリマスターで甦った、アナログ盤に近似した質感(武田昭彦)
  • ティム・ボガートとカーマイン・アピスの活動(舩曳将仁)
 
  • ディズニー・サウンドトラック・ボックス
    アニメ映画のサントラ盤をLPサイズ・ジャケ&リマスター音源で復刻した豪華ボックス(片島吉章)
  • ディズニー・ジャズ・ジャイアンツ・コレクション
    著名ジャズ・プレイヤーによるディズニー映画の名曲カヴァーを集成した画期的ボックス(大村幸則)
  • ポール・マッカートニー
    自ら“ビートルズへの回帰”と謳うニュー・アルバム『NEW』の真の意図+来日直前情報(速水丈)
  • ライ・クーダー
    インタヴュー~メキシコ音楽“バンダ”のスタイルを取り入れた36年ぶりの意欲的ライヴ・アルバム(五十嵐正)
  • ニルヴァーナ
    未発表デモやライヴ音源/映像を満載した最後のスタジオ・アルバムの20周年記念盤(石川真一)
  • ビー・ジーズ
    秀作10タイトルのリイシューを機にギブ3兄弟の音楽が放つ本来の魅力を再評価(小松崎健郎)
  • 英シンガー・ソングライター名盤選
    大西洋を越えた交流によってアメリカへの憧憬が実を結んだ70年代の傑作アルバム群(若月眞人)
  • プラチナSHM
    音調整なしのフラット・トランスファーで最良の音源が生きるユニバーサルの新素材メディア(武田昭彦)
  • モータウンR&Bベスト・コレクション
    レーベル創設55周年を控え最新マスタリングによる廉価盤シリーズがスタート(林剛)
    MOTOWN R&B BEST COLLECTION(出田圭、大久達朗、河地依子、小出斉、林剛、平野孝則)
  • 今なお“進化”を続ける日本ロック/ポップス史観
    湯浅学監修の本誌増刊ディスク・ガイドが提示する新しい意義をめぐって(篠原章)
  • 尾崎亜美
    “西海岸AOR”の巨匠らと組んで生み出された80年代の名作5タイトルがリイシュー(除川哲朗)
  • 絶対名盤J-Premium
    日本のロック史を自在に横断し、重要作の魅力を改めて味わう再発シリーズの第1弾(安田謙一)
  • ボビー・コールドウェル
    AORからジャズへと音楽性を広げた8タイトル(中村彰秀)
REGULAR CONTENTS
  • リイシュー・アルバム・ガイド
    国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
    *今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
    *ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
  • インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
  • [連載]ゲレッド・マンコウィッツが写す英国ロックの伝説(佐藤信夫)/ビートルズ来日学(宮永正隆)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/続・蒐集奇談(岡田則夫)/洋楽マン列伝~三好伸一氏(篠崎弘)/American Rock Lyric Landscape~ロックの歌詞から見えてくるアメリカの風景(ジョージ・カックル)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ブラウン管の向こうの音楽職人たち(濱田高志)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/和久井光司のアナログ奇聴怪会/ジャズ~ポピュラー・ヴォーカル新作案内(高田敬三)/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
 

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