レコード・コレクターズ
レコード・コレクターズ2021年9月号

レコード・コレクターズ
2021年9月号

定価880円(本体800円)
A5判228ページ
2021年9月1日発行
[雑誌19637-9]


【特集】80年代ハード&ヘヴィ・アルバム・ランキング100

8月号に引き続きハード&ヘヴィ特集の第2弾をお送りします。1970年代に入って確立したハード&ヘヴィな音楽スタイルは、80年代にはパンクからも影響を受け、ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル(NWOBHM)やスラッシュ・メタルなどが生まれる一方で、グラム・メタルなど、より幅広い人気を博すバンドも登場します。サウンドの裾野が広がった80年代のスタジオ・アルバムから今回も100枚をランキングしました。

  • 本誌執筆陣25名の投票によって選ばれた必聴の100枚(赤尾美香、芦崎瑞樹、池上尚志、犬伏功、大鷹俊一、岡田敏一、奥村裕司、小野島大、KASHIF、ガモウユウイチ、北井康仁、小山守、近藤正義、杉原徹彦、武田昭彦、武田砂鉄、立川芳雄、鳥居真道、中重雄、行川和彦、人見欣幸、舩曳将仁、増田勇一、山﨑智之、湯浅学)
  • 80年代ハード&ヘヴィ総得票数ランキング
  • メジャー/マイナーそれぞれのバンド群が発展を遂げた80年代の“ハード&ヘヴィ”シーンを振り返る(中重雄×杉原徹彦)
  • 他のバンドとは一線を画す音作りを構築する(武田昭彦)
  • デフ・レパードの2000年代の音源をまとめたボックス・セット第3弾(行川和彦)
  • 選者アンケート:私にとっての80年代ハード&ヘヴィ

【特集】パブリック・イメージ・リミテッド『メタル・ボックス』

このたび公開となったパブリック・イメージ・リミテッド(PiL)のドキュメンタリー映画『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン』でも大きく扱われているように、1979年末に世に放たれた『メタル・ボックス』は、混沌としたエネルギーを、文字通りかつてない金属製のパッケージに圧縮した、ニュー・ウェイヴ時代を定義する重要作でした。当時のシーンの再検証が進むにつれ、さらにその価値を増すこの名盤の魅力を、発売から40年が経過した今日の視点で、いまいちど検証してみたいと思います。

  • パンクが切り開いた荒野にたたずむ金属製の記念碑(田山三樹)
  • 『メタル・ボックス』制作関連年表(田山三樹)
  • リチャード・ドゥダンスキー/マーティン・アトキンス・インタヴュー(田山三樹)
  • パッケージ変遷に見る42年間の磁力(田山三樹)
  • 『メタル・ボックス』関連音源紹介(田山三樹)
  • 映画『ザ・パブリック・イメージ・イズ・ロットン』(村尾泰郎)
 
  • ピンク・フロイド
    伝説の初来日公演の映像が新たに発見・追加収録された『原子心母』50周年盤(大鷹俊一)
  • 『サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放送されなかった時)』
    69年の知られざるフェスティヴァルを捉えたフィルムが日本公開(小出斉)
  • ジョージ・ハリスン
    息子ダニーが遺志を継いで完成させた『オール・シングス・マスト・パス』50周年記念盤(藤本国彦)
  • エリック・クラプトン
    自らエンジニアを務めた音源を含むファースト・ソロ・アルバムの50周年記念盤がリリース(青山陽一)
  • フランク・ザッパ
    息子アーメットが語るドキュメンタリー映画と88年ツアーの蔵出し音源(和久井光司、梅村昇史)
  • Rega planar oneでアナログ・レコードを聴く
    4万円ほどで本格的なリスニングができる驚異のコスト・パフォーマンス(田中伊佐資)
  • ハイレゾCD/紙ジャケット・シリーズ
    ウィッシュボーン・アッシュやホワイトスネイクらによるロック・スターベスト・ヒット・セレクション第2弾(武田昭彦)
  • プリンス
    現代社会に対して訴えかける2010年録音の未発表アルバムがリリース(出田圭)
  • ゆでめん
    はっぴいえんどのデビュー・アルバムの制作風景を絶妙な距離感でとらえた写真集(松永良平)
  • 烏頭
    ピアニスト、ドラマー、木管楽器奏者による変則トリオが破壊衝動を感じさせつつも端正な新作『生 -sei-』を発表(立川芳雄)
  • プラチナム900
    インタヴュー〜ジャズ・ファンクをベースにした幻のグループが90年代に残した唯一のアルバムがリイシュー(池上尚志)
  • ボブ・ディラン
    現在進行形の姿を確認できるオンライン・ライヴが全世界配信(萩原健太)
  • ドリーム・シアター
    オフィシャル・ブートレグ・シリーズの第3弾(舩曳将仁)
 
REGULAR CONTENTS
  • リイシュー・アルバム・ガイド
    国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
    *今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
    *ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
  • インフォ・ステーション……ニュース、書評など
  • [連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜BUSHMIND(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/アロング・ア・ロング・バケイション(湯浅学)/ヴィクター・ハーバートから夢綴るロスト・アメリカーナ(高橋健太郎)/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)
 

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