英米のヒット・アルバムをオール・カラーで紹介するシリーズの第2弾。今回は、ローリング・ストーンズの新レーベルがスタートし、シンガー・ソングライターが続々と名作を発表した1971年から、ディスコのブームが頂点に達する中でパンクの嵐が吹き荒れた1977年まで。まさにロックの黄金時代のヒット・アルバムを、湯浅学が英米のチャートを再点検して精選しました。ロックを中心に、大ヒットしたソウルやフュージョンなどを発売順に並列させることで時代を浮き彫りにする、画期的アルバム・ガイドです。
<執筆>湯浅学/石川真一/出田圭/犬伏功/今井智子/上原昭一/宇田和弘/遠藤哲夫/大江田信/大鷹俊一/小川真一/小倉エージ/小野島大/北中正和/小出斉/小堺雄三/後藤幸浩/近藤康太郎/澤山博之/真保みゆき/武田昭彦/寺田正典/直枝政広/中村彰秀/行川和彦/萩原健太/濱田高志/平野孝則/松井巧/松永良平/松山晋也/安田謙一/山岸伸一/除川哲朗/吉田明裕/和久井光司/渡辺亨
※『VOL1 1955-1970』『VOL3 1978-1985』 好評発売中
洋楽ロック&ポップス・アルバム名鑑
VOL2 1971-1977
湯浅学(監修)
定価2400円(本体2222円)
A5判304ページ
2016年5月1日発行
レコード・コレクターズ5月増刊号
[雑誌19638-5]
- <もくじ>
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- まえがき
- 執筆者一覧
- 1971
- 内省的な詞を歌う自作自演歌手とマーヴィン・ゲイ
- 1972
- 米チャートは黒人勢が占め、英ではグラムが台頭
- 1973
- 戦争による不安とそこから再生しようとする動き
- 1974
- 終戦後の虚脱感を衝く踊れて考えさせる音楽
- 1975
- ロックもディスコもジャズも“交流と越境(クロスオーヴァー)”
- 1976
- 米で都会的音楽が流行し、英ではパンクの嵐が暴発
- 1977
- エルヴィスの死とピストルズのアルバムのヒット
- 索引